映画観てある記:第129回

母 小林多喜二の母の物語

監督:山田火砂子
出演:寺島しのぶ
渡辺いっけい
塩谷瞬
趣里
2017年 日本

今国会では、3度も廃案になった「共謀罪」を懲りもせず…2020年東京オリンピックを成功させる上で、テロを防ぐ為と最もらしい理由を付けて、審議入り(4/6)を強行しました。
こうした情勢のもとでの「母」の上映は、本当に意義あるものと思います。
早良市民センターの夜の自主上映会での上映を観賞しました。
上映前の挨拶の中で「昼の部では、500席の観客席が満席になり立ち見まで出た」との事。感心度の高さに嬉しく思いました。
安倍政権のここ数年の動きを見ていると、どうしても「戦争できる体制」へと、秘密保護法や、安保法制をつくって来ました。
そして、その集大成が「心の中」を処罰する違憲立法の「共謀罪」です。
このようなものを許したら、戦前・戦中と特攻警察によって、小林多喜二をはじめ多くの国民を苦しめた「治安維持法」の再来となります。
許してはいけません。今、あまりにもオカシイ事が横行しています…国民一人ひとりが監視の目を強め、オカシイ事には声を上げる時だと思います。

母 小林多喜二の母の物語

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