映画観てある記:第127回

スノーデン

監督:オリバー・ストーン
出演:ジョセフ・ゴードン=レビット
シャイリーン・ウッドリー
メリッサ・レオ
ザッカリー・クイント
2016年 米独仏:ショウゲート

世界を驚かせた NSA(米国家安全保障局)元職員・エドワード・スノーデン氏による命がけの暴露を、社会派で知られるオリバー・ストーン監督が映画化。 04年~13年までの実話に基づいてスノーデン氏の半生が描かれている。

映画では当時(2009年)を振り返り衝撃の告白をする場面が出てくる。
(米軍横田基地の NSA 施設で情報監視をしていた時)
「NSA は、日本の高圧送電網、ダム、病院のコンピューターに不正プログラムを仕掛けた。
 もし日本が米国の同盟国でなくなる日がくれば、電源を失ってしまう…」

フランス大統領をはじめ、携帯電話の盗聴問題が明かされたのも記憶に新しい。
マークする人間と家族を探るには、250万人にも及ぶ人々が対象となるとのこと…。なんと恐ろしや。
「米国は今、全世界を監視する新たな形態の戦争を開始したのです…」

スノーデン氏が警鐘を鳴らすのは、この事実だからです。
ぜひこの映画をひとりでも多くの人に見てもらいたい。

スノーデン

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