スタコラ:2015-04-27

交通指導員

2015-04-27
神戸

 4 月より町内の交通指導員という役目を委託された。 町内の各区より一人ずつ出さなければならないらしく、区長さんがわざわざ出向いてお願いされたものを断り切れなかった。 役目は、新学期の小学児童の交通誘導、交通安全週間の交通安全啓蒙などで一年間に 50 数回の出動が予定されており 2 年の任期となっている。
 もの心ついて 70 年、地域社会のために役に立った覚えのない私としては、最後のチャンスと思って努めることに決めた。

 さっそく 4 月 13 日より 17 日までの 5 日間、朝 7 時半から 8 時半まで小学校の通学路に立った。 紺の制帽に黄色のウインドブレーカーを着て、横断中と書いた黄色い旗を持って立つのである。 二人一組で信号のない横断歩道に車道の向こうとこちらに分かれて立つ。 作業は思いのほか難しく、前後左右に気を配り、横断者の安全は勿論、自分の安全も図らなければならない。何よりも相方と旗を降ろすタイミングを計るのが難しい。止まってくれた運転者に謝意の挨拶を送ると、大半の人が会釈を返してくれのがうれしい。
 7 時 40 分ごろ一人目の児童が現れ 7 時 50 分頃から 20 分間がピークとなり 8 時 20 分にはほぼ渡り終える。

 児童たちは様々である。 わざわざ立ち止まって「お早うございます」と挨拶する子、元気に笑顔で挨拶する子がいれば黙って目をそらすように通り過ぎる子もいる。 中には朝食をとっているのか疑わしいほど元気のない子もいる。 母親がついて来ているのかと思っていたらそれが近づいてみると小学生であって驚いたこともあった。 体格の大小もさまざまである。
 中に皆に遅れて道草を食いながら一人で歩いて来る子がいて、それが毎日のことなので気がかりである。 誘拐犯に狙われたりするのはおそらくこんな子ではないのか。
 約 200 人の小学生を見送ったあとの気分は爽やかでその日一日は気分が良い。 おそらく健康にも良いにちがいない。

 それぞれ違っていても子供たちはみな可愛い。 笑顔をたたえながら通り過ぎる彼らの姿を見ていると、この中から最近新聞紙上をにぎわした凶悪犯少年 A、少年 B が出てくることなどは思いもよらない。 もしあのような凶悪犯が出てくるとすれば、それは取り巻く大人たちに責任があるにちがいない。
 子育ては地域社会全員の責務である。 子供たちの成長を遠くから温かく見守る姿勢が地域の大人たちに求められているように思えてならない。

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