スタコラ:2015-03-02

SNS使っていますか?

2015-03-02
高尾

そのSNSの話の前に。
「女子高校生の携帯電話・スマートフォンの1日の平均使用時間はなんと7時間」(デジタルアーツ「携帯電話・スマートフォン利用実態調査」)
「主婦の約半数は1日2時間以上スマートフォンを利用している」(リネット・ホワイトプラス「スマホ利用率に関する調査」)
それぞれ冷静に見ると相当な利用時間ですね。
私も娘二人おりますが(大学生・高校生)、一緒にいてスマホを片時も離さない状態にありますね。 一方で主婦も結構時間を使っているとのこと。
では、ビジネスの世界で働く人たちはどうかというと、博多駅でも天神でも歩きスマホが増えました。 もちろん私も相当使っていますね。 会社にいてPCの前で情報のやり取りしながら、隣に置いているスマホに届いた情報に対して対応して、と。

さて、SNSについて。
SNSとは Social Networking Service の略称。 良く利用されているものが Mixi, Twitter, Facebook, LINE などでいずれも日本だけで 2,000 万人~ 3,000 万人利用者がいるとのこと。 無料で使え、様々なコミュニティグループを作って、情報のやり取りが簡単にできるものです。
その中でも LINE。 私も半年前に家族とのやり取り用に使い始めましたが、言葉ではなくスタンプという画像が主に使われている事にはじめ違和感を覚えました。
最近ではスタンプが簡単で早いということで慣れてきた一方で、時に文章を数行打っただけで娘たちからは「パパの返信は長い」と言われます。
「え~、ほんの数十文字なのに」とこちらは思うものの、スタンプをベースにやりとりしている立場からはスクロールする事も時に面倒くさいようです。
その「スタンプ」、芸能人からアニメ・CMキャラクターなど様々なスタンプが登場してきたことはいいとして、ふと考えてみると携帯が流行ってきた時に、漢字が分からず携帯で変換していたように、これからさらに言葉を使わなくなるんだと感じています。

総務省が「様々な世代のコミュニケーション」について調べたアンケートの志向性に「機械親和志向とは人と会って話すより、メールでやりとりする方が気楽だ」、「つながり志向とはいつも友人や知人とつながっているという感覚が好きだ」、「感覚伝達志向とは言葉より、絵や映像の方が自分の気持ちをうまく表現できる」という3つがあります。
私が研修の場で 20 ~ 50 代の幅広い社会人に「みなさんはそれぞれの志向性についてそうだと感じますか?」と聞くと、若ければ若いほどこの志向性が高い結果が出ます。 私自身も Facebook, LINE を使用していますが、以前に比べると使用時間が減ってきました。
手軽であることから移動中とか空き時間、食事中などでついつい携帯を開いて見ていましたが、最近は目の前の事に集中できなくなる傾向にあると感じ、ただでさえ情報過多状態に追い打ちをかける感じがいやになったからです。
まさに情報端末のソフト(アプリ)も本人の使い方次第。

スマホの普及によりもちろんだとは思いますが、今よりもっと言葉を使わない世代がどんどん社会進出していきます。
そのうちみなさんが部下から「すみません部長、文章が長いのでスタンプで送ってもらえますか?」なんて言われる時が来るかも知れません。

さてその時あなたはどう対応しますか?

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